
アイゴ
学名:Siganus fuscescens
分類:スズキ目ニサダイ亜目アイゴ科アイゴ属
分布:比較的暖かい水域を好み、日本列島では本州以南の沿岸や浅い岩礁地、藻場に生息。海外では済州島や台湾、フィリピン、南シナ海、インドネシア、オーストラリアなど、西太平洋の熱帯・温帯海域の沿岸に広く分布する。
生態:成魚は全長25~45cm。藻類を主とした雑食性で、産卵期は初夏。孵化後1ケ月で体長3cmほどになり、沿岸浅場に大群で集まって海藻を食べるため、藻場減少の一因とも言われている。
アイゴの仲間は27種類、沖縄の「スク」もアイゴです。
アイゴはスズキの仲間で、日本では12種類、世界では27種類が確認されています。温暖な海域を好み、青森県から九州南岸の浅い岩礁地や藻場に生息しています。背ビレなど毒棘があり、日本では黒っぽい褐色に白い斑紋が目印ですが、海外でカラフルな種類のアイゴが多く、観賞魚としても人気です。また沖縄では、アミアイゴの稚魚を塩辛にして豆腐にのせた「スクガラス」が郷土料理の定番。体長3㎝ほどの稚魚は海藻を食べる前なので臭みもありません。


出典:https://www.akkiira.com/aigo/

英名はラビットフィッシュ、和名は藍子(あいこ)さん?
「アイゴ」の名前の由来は、アイヌ語で棘のあるイラクサを「あい」と呼ぶことから、「あい=棘のある」と「ご=魚」を表す語尾をつけたもの、あるいは藍色の体色から藍子(あいご)と呼んだなど、諸説あります。背ビレなどの先に毒があるので、「イタイタ」「おいしゃ(お医者で注射をする意)」、鮮度が悪いと臭みが出るため「バリ(小便の別称)」と呼ばれることも。ちなみに、英名の「ラビットフィッシュ」はウサギに顔が似ているから。海藻類を食べやすいようおちょぼ口で前歯が突き出ており、よく見ると愛嬌のある顔をしています。

海外では高級魚?!じつは美味しい魚
アイゴは特有の磯臭さから敬遠されがちですが、本来は旨味の濃い白身が特徴。東瀬戸内や九州、紀伊半島など、アイゴを食べる地域では「アイゴの皿ねぶり(皿を舐めるほど美味しい)」や「鍋割り魚(鍋を壊すほど旨い)」と珍重されています。雑食性なので消化器官が長く、「ゼンマイ」と呼ばれる渦巻き状のキモをお目当てに、新鮮なものを煮付けて食べる上級者もいるとか。また、東南アジア等でも食べられており、マレーシアや中国で「ラビットフィッシュ」といえば旧正月に食べる縁起物、フィリピンでは朝食の定番として国民食にもなっています。

出典:https://www.zukan-bouz.com/
